内側で鳴り続ける“看守の声”に気づく
公式LINEには、毎日のように辛い内容の質問が届きます。
どの方もほぼ共通しているのが――
自分を裁く声が、頭の中で鳴り止まないということ。
「こんなんじゃダメなのに」
「またこうやってしまった」
そんなふうに、“内側の看守”のような存在が責め立ててくるんです。
しかも、その声を聞きながら
「責めるのは良くないって知ってるのに、なんで私は責めてしまうの?」
と、さらに自分を責めてしまう。
責める → ダメ出し → さらに自分を責める
この二重のループが、辛さを何倍にも増幅させてしまいます。
でもね。
これは、あなたが弱いからでも、心が折れているからでもありません。
むしろ人が“頑張って生きようとしている証拠”なんです。
辛さの深いところにいるとき、人はどうしても
「こんな状態の自分じゃダメだ」
「もっとしっかりしなきゃ」
と、自分を鞭で打ちたくなってしまうもの。
だけど、本当はそのときこそ、
痛みをごまかすでも、強がるでもなく、
“今の自分の声をそのまま聞いてあげる”ことが一番大切なんです。
内側の看守の声が激しくても、責める声が止まらなくてもいい。
その声に振り回されてしまう日があってもいい。
むしろ、そういうときこそ、
あなたは確かに「今」を生きています。
まずはそこを認めるところから、はじめてください。
“自分に優しくする”は、最初は手応えがなくて当たり前
第一章で書いたように、辛いときほど人は自分を裁いてしまいます。
そしてその裁きに気づいたあなたは、
「優しくしなきゃ」と思う。
だけど、ここで多くの人がつまずくんです。
優しくしたところで、なにが変わるの?
どう優しくすればいいのかも、正直よくわからない。
これは、実はとても自然な反応です。
手探りで、自分に優しくしようとしている。
でも、まだ大きな変化は感じられない。
そんな状態でも、
それは決して間違っていないんです。
● “手応えのなさ”は失敗ではなく、内側の変化が起きているサイン
辛い状態にいるとき、心の土壌は固くなっています。
頑張り続けた人ほど、心の地面は踏みしめられすぎて、
少しの水ではすぐに吸い込んでくれません。
だから最初は、
優しい言葉をかけても
セルフハグをしても
ノートに書いても
「あれ?何も変わらない」
と感じやすい。
でもね、その“変わらなさ”こそが重要なんです。
見えないところでは、
あなたの内側の地面がゆっくりゆっくり軟らかくなり始めています。
一気に花が咲くわけじゃないけれど、
確実に土が息をし始めている。
手応えを感じるのは、もっと後の話。
今はただ、変化の準備が静かに進んでいるだけなんです。
● “よくわからないままやる”のが、実は一番強い
「自分に優しくするって、これで合ってるのかな…?」
「こんなことで辛さが軽くなるの?」
そう思いながら続ける行動ほど、
実は後から驚くほど効いてきます。
これは、あなたが書いていた
「まだ手応えがない中での行動」
そのままです。
手応えがないということは、
あなたの期待や思い込みが余計な方向に働いていない、ということ。
余白の多い行動ほど、
後から大きな変化を生むんです。
“わからないけど続けてみる”という姿勢は、
心を育てるうえで一番大切な土壌になります。
● 今のあなたにできることは、ただひとつ
それは、
「今の自分をそのまま扱う」ということ。
責める日があってもいい。
優しくできない日があってもいい。
わからないまま続ける日があってもいい。
そのどれもが、
あなたが確かに前に進んでいる証です。
辛さを溶かし、未来を動かす“自分への愛”というエネルギー
「自分に優しくすること」は
最初こそ手応えがなくて当たり前だと伝えてきました。
では、なぜそれでも続ける必要があるのか。
理由は、とてもシンプルです。
あなたが辛さから解放されて、
夢に向かって動けるようになるエネルギー源は、
結局ぜんぶ“自分への愛”から生まれるから。
● 自分を大切に扱う人だけが、現実を動かせる
どれだけ知識を学んでも
どれだけ努力を積み重ねても
心が枯れていれば、前には進めません。
でも、
自分に向ける言葉が少し柔らかくなる。
自分を抱きしめる時間が1日10秒でも増える。
ノートに「今日よく頑張ったね」と書く日が一度でもある。
それだけで、
心のエネルギーの方向がスッと変わり始めます。
まだ世界は変わっていないように見えても、
意識の奥の周波数が確実に変わり始める。
そしてこの“周波数の変化”こそ、
現実に最も早く反映される部分なんです。
● どんな形でもいい。あなたが続けられる方法が、いちばん効く
私が強く伝えたいのはこれです。
自分に向ける愛は、どんな形でもいい。
・ノートに本音を書く
・日記に気持ちを吐き出す
・メモアプリに「今日の私へのひと言」を残す
・自分の声を録音する
・歩きながら声をかけてあげる
・寝る前にセルフハグをする
どれも、“自分に味方する”という本質は同じ。
あなたが続けやすい方法なら
それが一番パワーを持ちます。
特にセルフハグは、
身体から直接「大丈夫だよ」の信号を送れる
とても優しいアプローチです。
言葉が出ない日でも、
疲れて何も考えられない日でもできる。
だからこそ続けやすいし、効きます。
● 愛を忘れないために。“毎日意識的に”が鍵
人は放っておくと、
またすぐに看守の声に引き戻されます。
だからこそ、
一度きりの気合ではなく、
毎日、意識的に、自分を愛で包むことが大事。
1分でいい。
10秒でもいい。
その“少しの愛”を積み重ねることが、
あなたを一番早く楽にして、
人生そのものの流れを変えていきます。
辛さから解放される道は、
決して過酷な道ではありません。
むしろ、
あなたがあなたに優しくするほど
軽く、明るく、進みやすくなる道なんです。
今日からできる。セルフハグと「自分に愛をかけ続ける」実践
ここからは、いよいよ“具体的にどうするか”のパートです。
といっても、難しいことは何ひとつありません。
むしろ、できる限りシンプルで、どんな日でも続けられる方法だけをまとめました。
なぜなら、
あなたが毎日、自分に愛をかけ続けることが
いちばんの近道になるから。
● まずは、何も考えずにセルフハグから
心が辛いときは、思考が暴れます。
「これでいいのかな?」
「もっとちゃんとやらなきゃ」
「またできなかった…」
そんなふうに看守の声が大きくなる。
だからこそ、
まず身体から整えるアプローチが最適なんです。
セルフハグは、言葉が出なくても大丈夫。
技術もいらない。
ただ、両腕で自分を包むだけ。
・胸の奥がゆるむ
・呼吸が自然に深くなる
・“自分とつながる感覚”を思い出す
そんな小さな変化が、静かにあなたを守り始めます。
「今日はつらい」
「なんかしんどい」
そんな日ほど、セルフハグをしてほしいんです。
● 愛をかける方法は自由。あなたが続く形が正解
自分に愛をかける方法は、形を決めなくていい。
大事なのは“自分を責める方向じゃなく、味方する方向へ戻すこと”。
そのためのやり方は、こんなに幅があります。
ノートに本音を書く
日記に気持ちを吐き出す
メモアプリに「今日の私へのひとこと」を残す
歩きながら「よくやってるよ」と声をかける
録音アプリに自分へのメッセージを吹き込む
寝る前に胸の上に手を置いて深呼吸する
全部“自分を味方に戻す行為”です。
どれか一つじゃなくていいし、日によって違ってもいい。
あなたが続けられる形が、あなたにとっての最強の方法になります。
● とにかく毎日。小さく、軽く、途切れずに
自分に愛をかけ続けるとき、
量より、深さより、
“毎日”が一番効きます。
ほんの少しでいい。
「今日の自分を味方に戻す」その行為を、
毎日、意図的に積み重ねていく。
それだけで、心の土壌が少しずつ柔らかくなっていく。
優しい言葉が入りやすくなる。
セルフハグの効果がじんわり体に届く。
毎日の小さな積み重ねが、
後から“ものすごい差”になってあなたを支えます。
● 今日の自分を抱きしめる習慣が、未来を変えていく
辛さを超えていける人と、
辛さに飲まれてしまう人の差は、
才能でも性格でもありません。
「今日の自分を抱きしめたかどうか」ただそれだけ。
自分を愛する習慣を持つ人は、
心が整い、行動が軽くなり、
結果的に夢に向かうエネルギーが溢れていきます。
あなたも例外じゃありません。
今日からぜひ、
自分に愛をかけ続ける習慣を始めてみてください。
それが、あなたが楽になる最短ルートです。

