お金の不安に飲み込まれるとき、いちばん大切なこと
毎日やってくるんですよね。
現状維持の波――いわば“ゲンちゃん”が。
「このままでいいんじゃない?」
「変わらなくても、生きていけるよ」
そんな声を聞くたびに、
「いや、私はもっと違う世界を生きたいの」と思っても、
気づけば元に戻されそうになる。
でもね、そこで諦めないスタンスでいることが
何よりも大事なんです。
そしてもうひとつ、
一見遠回りに見えて、実は最短の道がある。
それが――お金から一旦離れること。
これに尽きます。
「離れられません!」という方もいると思います。
うん、わかります。私もそうだったから。
頭ではわかっていても、生活があるし、支払いもある。
お金のことを考えないなんて、無理ですよね。
でもね、だからこそ“離れられるように”環境を工夫してあげるんです。
たとえば、少しバイトをして小銭を稼ぐ。
それで安心できるなら、それでいいんです。
「そんなことしたら、お金持ちの世界線に立てないじゃん」
そう思うかもしれません。
でも、そうじゃないんです。
小銭を稼ぐことで“心が安心する”なら、
それは波動的にはとても正しい選択。
その安心感が、次のステージを引き寄せます。
大事なのは“自分の性質”を知ること。
ただじっと待つだけだとモヤモヤしたり、
抵抗感が出るタイプなら、
少し動いたほうが気が楽になる。
それなら、動けばいい。
「どうしたら波動が上がるか」よりも、
「どうしたら自分が落ち着けるか」を基準にする。
そこに意識を向けていれば、
周りがどうとか、誰がどう見てるとか――
そんなことはどうでもよくなる。
すべては、自分の中心に戻るための選択なんです。
「自分に優しくする」だけで、現実が少しずつ動き出す
お金の不安が強いときって、
たいてい「なんとかしなきゃ」という気持ちで頭がいっぱいになります。
焦り、恐れ、自己否定……そのどれもが“現状維持の波”に飲み込まれていくエネルギーなんです。
でも、そこで立ち止まって深呼吸してみてください。
いちばん必要なのは「なんとかすること」ではなく、
“自分に優しく声をかけてあげること”なんです。
これは想像以上に、あなたが思うよりもずっと大事。
なぜなら、自分を安心させる言葉だけが、
あなたを“次の波動”へと連れていってくれるから。
私はお金のことで心がギリギリだったとき、
「大丈夫かな」「もう終わったかもしれない」と
何度も不安の波に飲まれかけました。
でも、そのたびに自分にこう言っていたんです。
「大丈夫、今日もちゃんとやってるよ」
「焦らなくていい、流れはちゃんと動いてる」
「私は見捨てないから、安心していいよ」
声に出して言うと、ふっと肩の力が抜ける瞬間がありました。
誰かに助けてもらうより先に、
自分が自分に味方してあげること。
それがどれだけ大きなエネルギーを持つか、
身をもって感じたんです。
自分に優しく声をかけるというのは、
甘やかすことでも、現実逃避でもありません。
それは、あなたが“自分を信じる練習”をしているということ。
何も解決していないように見えても、
この小さな声がけの積み重ねが、
あなたの波動を確実に変えていきます。
やがて、不思議と現実がやわらぎ始める。
助けが入ったり、タイミングが合ったり、
まるで見えない力が味方してくれるような流れが来る。
その入り口が、
“自分に優しくする”という一番地味で、でも一番パワフルな行為なんです。
だから今日も、まずは言葉にしてみて。
「私、今日もよくやってる」
その一言が、あなたの未来を変え始めています。
諦めなければ、必ず“楽になるステージ”が訪れる
「前より良くなったと思ったのに、また戻っちゃった…」
「やっぱり何も変わってないのかも」
そんなふうに感じる瞬間、ありますよね。
でもね、それ――本当は“戻ってる”んじゃないんです。
お金の流れも、人生と同じように螺旋階段みたいな動きをしています。
上がっては、くるっと回って、また上がる。
少しずつ確実に、上へと進んでいるんです。
だけど、螺旋って不思議でね。
一段上がっても、見える景色がそこまで変わらない。
だから「同じ場所をぐるぐるしてる」と錯覚してしまう。
「また支払いの不安が出てきた」
「またお金が足りないかも」
そう感じるときも、ちゃんと上がってる途中。
焦らなくていいんです。
そして、たまにやってくる“踊り場”みたいな時期があります。
心が少し落ち着いて、
「前ほど焦らなくなったな」
「なんか、最近ちょっと穏やかかも」
そんな感覚があるとき。
それは、波動的にひと段上がった証拠。
いったんフラットに整えて、
次のステージに向かうための準備期間なんです。
でも、またそのあとに、
「陰」と「陽」がくるくるやってきます。
支出が増えたり、急な出費があったり、
心がぐらっと揺さぶられるような出来事が起きる。
それでもね、それが悪い流れではないんです。
螺旋階段を上がるとき、カーブの角度が急になる瞬間があるように、
“変化の直前”ほど、しんどく感じるものなんです。
私もそうでした。
「やばい」「もう無理かも」と思うその時こそ、
本当はエネルギーが切り替わっている最中。
つまり――好転のサインです。
しんどい時期は、
「お金が減っていく現象」ではなく、
「次の豊かさの流れにチャンネルが合うための調整期間」。
だから、無理に抵抗しなくていい。
落ち着いて深呼吸して、
「大丈夫、私はちゃんと上がってる」
と、自分に言ってあげてください。
螺旋は止まりません。
あなたが歩みを止めない限り、
必ず次の“踊り場”――
もっと豊かで安心できるステージにたどり着きます。
焦らず、自分を信じて、今日も一歩。
それが、螺旋を上がるいちばん確実な方法なんです。
まとめ
結局のところ――
大切なのは“自分への愛情”を手放さないことなんです。
自分を責めず、励まし、慰め、
少しずつでも「今日の私、よくやってる」と言えるようになると、
お金との関係も、やわらかくほどけていきます。
気づくと、お金に困らなくなるだけじゃない。
お金という存在そのものに、
「大切にしよう」「大事に循環させよう」という
自然な尊重の気持ちが芽生えてきます。
人に対しても、
物に対しても、
出来事に対しても――
同じように敬意をもって接するようになる。
そして何より、
「私」という存在そのものに対して、
深いリスペクトが生まれてくるんです。
お金を追う旅のように見えて、
実は“自分を愛する旅”だったと気づく瞬間。
それが、あなたと宇宙が一緒に辿り着く本当のゴールです。
宇宙はね、あなたが想像している100倍のギフトを、
あちこちに散りばめています。
そして最後には、
「えっ、こんな展開あり!?」って思うような、
“おったまげる”ゴールを用意してくれている。
だから、どうか信じていてください。
焦らず、あきらめず、
今日も自分に愛情をかけながら進むこと。
それが、宇宙と手を取り合って歩くということなんです。
