頑張っているのに報われない。
人間関係も、仕事も、お金のことも――
どうしてこんなに生きづらいのだろう。
そんな思いを抱えながら、
気づけば同じ場所をぐるぐると回っている。
それが「眠っている」状態です。
でも、心のどこかでわかっているはず。
この世界はもっとやさしくて、
もっと豊かで、
もっと軽やかに生きられるはずだと。
その“本来の世界”こそが、
あなたの源(宇宙)と繋がる場所。
この文章では、
その源の世界がどのように姿を現し、
そして、あなたの人生がどう変わり始めるのか――
静かにひも解いていきます。
眠りの中で生きるとは
朝、目を開けて活動しているようで、
実はまだ“眠っている”人がいます。
それは、魂のレベルで目を覚ましていない状態。
つまり、「源(宇宙)」との繋がりを忘れて、
“地球の法則”の中だけで生きているということです。
この世界には二つのルールがあります。
ひとつは、宇宙の法則――すべてが調和と流れの中で展開する法則。
もうひとつは、地球の法則――努力・比較・不足・我慢といった、
“自力”を中心に回るルールです。
眠っている間、人はこの地球の法則の中でもがきながら、
「なんでこんなに生きづらいんだろう」と感じています。
本当は、“流れに乗る”だけでよかったのに、
必死に“流れに逆らう”生き方をしてしまうのです。
自分を守るために、心にはたくさんの「蓋」が作られます。
傷つかないように、
がっかりしないように、
恥をかかないように――。
けれどその蓋こそが、
本来の自分を閉じ込めてしまう檻になるのです。
蓋をしている時間が長くなると、
人は“麻痺”します。
心が鈍くなり、何を感じても「まあ、こんなものか」と流す。
嬉しいことがあっても、心から笑えない。
悲しいことがあっても、涙が出ない。
ただ、淡々と日常をこなしていく。
それが「眠っている」状態です。
本来の私たちは、もっとずっと軽やかで、
もっとずっと感動的な存在です。
でも、その感覚を思い出せないまま、
“地球の重力”に引っぱられて生きている人がほとんどです。
努力しないと認められない。
我慢しないと愛されない。
ちゃんとしていないと、置いていかれる。
そんな思い込みを信じて、
小さな身体に、地球サイズの荷物を背負い込んでいるのです。
けれど、心のどこかでは、
ずっと静かに呼ばれている声があります。
「もうそろそろ、目を覚ましてもいいよ」
それは、源(宇宙)からの呼びかけです。
まだ聞こえないかもしれないけれど、
確かにあなたの中で、その声は響きはじめています。
宇宙と繋がるとどうなるか
ある日、ふとした瞬間に――
世界の“色”が変わったように感じることがあります。
同じ朝なのに、空が澄んで見える。
同じ道を歩いているのに、心が軽い。
同じ人に出会っているのに、なぜか優しい気持ちになれる。
それが、源(宇宙)と再び繋がったサインです。
目を覚ますとは、
「現実を変える」ことではなく、
「現実を見る目が変わる」こと。
これまで“地球の法則”で苦しんでいたことが、
まるで霧が晴れるように軽くなっていきます。
誰かに勝つ必要も、
誰かに認められる必要もなくなる。
そのかわりに、
「この瞬間が愛しい」
「この出来事にも意味がある」
そう思える穏やかな力が、内側から湧いてきます。
源と繋がると、
人生は“自力”から“他力”へと変わります。
頑張って何かを掴もうとしなくても、
必要なものは自然と流れ込んでくる。
人との出会い、仕事のタイミング、お金の循環、
すべてが“ぴたり”と合っていくようになります。
宇宙のリズムに乗ると、
「やらなきゃ」ではなく「やりたい」から動くようになる。
そしてその“やりたい”が、
結果的に誰かの助けになっていくのです。
本来の使命も、このとき思い出します。
それは特別な何かではなく、
「楽しくて、つい夢中になってしまうこと」の中にあります。
あなたが楽しくやっているだけで、
誰かの心が癒され、
誰かの道が照らされる。
そうやって、
“遊ぶように働く”という生き方が自然に始まります。
そして、最大の変化は「心配が消える」こと。
未来を不安がらなくても、ちゃんと導かれるとわかる。
過去を悔やまなくても、
すべての出来事が“今の私”を作ってくれたと感じられる。
心が“今”に定着すると、
時間の流れさえ柔らかくなるのです。
朝の光も、風の音も、
いつものカフェの空気さえも、
なぜか優しく包んでくれる。
それが、宇宙と繋がった“本来の自分”の世界。
無理も、頑張りも、焦りもいらない。
ただ、流れに身を委ねながら、
一瞬一瞬を丁寧に生きるだけでいい。
その世界の美しさに気づいたとき、
あなたの人生は、もう二度と“眠りの世界”には戻れなくなります。
目覚めるためには
「どうすれば、私も目を覚ませるのだろう?」
そう感じたとき、
まず思い出してほしいのは――
“目覚め”はどこか遠い場所にあるものではない、ということ。
それは、あなたの心の中にあります。
目覚めへの入口は、とてもシンプル。
それは「素直に生きること」です。
素直に生きるとは、
“良い人でいようとする”ことではありません。
むしろその反対で、
心の奥に隠れていたありのままの感情に光を当てることです。
たとえば、嫉妬した自分を見つけたら、
「そんなこと思っちゃダメ」と否定せずに、
ただ「私は今、嫉妬しているんだね」と気づいてあげる。
人を羨ましく思う気持ちも、
自分を責める心も、
すべて“素直なあなた”の一部です。
多くの人は、感情を「直さなきゃ」と思っています。
でも本当は、“直す”必要なんてありません。
ただ、認めるだけでいい。
認めた瞬間、心は深く理解され、
ゆっくりと溶けていきます。
心の中の小さな子どもが、
「やっと気づいてくれた」と泣きながら笑うような――
そんな静かな癒しが起こります。
素直さは、あなたと宇宙をつなぐ最も純粋な波動です。
その波動が広がると、
これまで隠れていた“本来のあなた”が顔を出します。
それは、誰かを真似しないあなた。
誰かに許可を取らないあなた。
誰の評価にも左右されないあなた。
眠りから覚めるとは、
この“本当の私”と再会することなのです。
そして気づくでしょう。
地球に生まれたことにも、
この時代を選んだことにも、
すべて意味があったのだと。
親や兄弟、友人や恋人――
出会ってきた人たちが、
それぞれの方法で“あなたを思い出させよう”としていたのだと。
そう気づいた瞬間、
世界はひとつのストーリーとして繋がり、
あなたの人生が、
たましいレベルで“感動”を取り戻します。
もう、探さなくていい。
もう、戦わなくていい。
素直に、心を感じていればいい。
それだけで、あなたはすでに
源(宇宙)と共に生きているのです。
まとめ
私たちは、
どこか遠くの光を探して生きているけれど、
本当の光は、
いつだって自分の中にありました。
眠っている間も、
迷っている間も、
源(宇宙)は、あなたを見失ったことがありません。
ただ、あなたが“素直になる瞬間”を
ずっと待っていたのです。
目を覚ますとは、
特別な悟りではなく、
ありふれた今日を“新しい目”で見つめること。
風の音のやさしさに気づき、
誰かの笑顔に心がほどけ、
何気ない一日を“ありがたい”と感じるとき、
あなたはもう、源と共に生きています。
宇宙の法則は、努力では動きません。
それは、あなたが“素直な波動”に還ることで、
自然に働き出します。
何も足さず、何も削らず、
あるがままのあなたで生きること。
それが、
目を覚ました人が歩む“源の世界”の道です。
宇宙は、あなたが素直になるのを
いつまでも、静かに待っています。
 
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
 
