脳の錯覚を味方にして、現実が後からついてくる生き方
はじめに
今日私は、外国人が多いエリアのカフェでいつものようにタイピングをしていました。周りはほとんどが英語で、活気ある空間の中で過ごしていると、目の前で「偶然の再会のワンシーン」が繰り広げられました。
以前の私だったら、大きな声で「お久しぶり！」とハグしたり、写真を撮ったり目の前でされて、「なんなの？ブログ書けないじゃん」と思ったことでしょう。
でも、今日の私は違いました。目の前の再会に心から「わぁ、なんて素敵な再会！この喜びのエネルギーを感じて、豊か〜♡」と素直に感じることができたのです。
豊かさになれてくると、こんなふうに目の前の出来事に共鳴できるようになります。
他人の喜びやエネルギーに自然と寄り添い、そこに「豊かさ」を感じることができるのです。
これも、豊かさを意識して繰り返し経験する中で、少しずつ身についていった感覚です。
慣れるためには反復練習が必要で、豊かさに身を投じていくうちに、気がついたらその豊かさが自分の一部となっているのです。
今日は豊かになるための第一歩として実践法を書いていきます。
『豊かな場所に身を置く』というシンプルな魔法
豊かになりたいと思ったら、まず最初にやってほしいのは「豊かそうな場所に自分の身体を連れていくこと」です。
これはとてもシンプルだけど、とてもパワフルな方法です。
たとえば、ちょっと背筋が伸びるようなホテルのラウンジに行ってお茶をしてみる。
落ち着いた大人が集まるカフェに足を運んでみる。
豊かさや成功をテーマにしたセミナーに思い切って参加してみる。
または、実際に経済的にも精神的にも豊かさを感じている人と会って話をしてみる。
これらはすべて、「豊かな世界線」に自分をチューニングしていく行動です。
無理に誰かと話さなくても、ただその空間にいるだけで、あなたの波動が変わります。
なぜなら、私たちの脳は「今、何が現実か？」を厳密に判断することができないから。
目の前の景色、感じた空気、聞こえてくる声、目にする所作…それらをすべて「今の現実」としてインプットし、
「わたしは今、こういう世界にいるんだ」と錯覚するのです。
そしてその錯覚が、あなたの在り方を少しずつ変えていく。
自分の中に「豊かさってこういうことか」「こういう世界があるのか」という感覚が芽生えると、
自然とその感覚を基準に生きるようになっていきます。
豊かさにまみれるには、まずは豊かな場所にまみれること。
たとえ今、現実の状況がどうであっても関係ありません。
この“場所選び”の魔法を、ぜひ気軽に使ってみてください。
脳は“現実かどうか”を見分けない〜錯覚を味方につける〜
私たちの脳は、意外にも“今の現実”が本当かどうかを細かく判断していません。
つまり、「本当に豊かかどうか」よりも、「豊かさを感じているかどうか」のほうが、脳にとっては大事なのです。
たとえば、あなたが高級ホテルのラウンジに行ったとします。
内心では「場違いかも…」「今の私には贅沢すぎる…」と思っていたとしても、
あなたの脳はそんなツッコミをいちいち気にしません。
目の前にあるラグジュアリーな空間、丁寧な接客、美しい景色、心地よい空気感。
それらすべてを「現実」として受け取り、「今のわたし＝豊か」とインプットするのです。
この“脳の錯覚”を活用することが、理想の現実を引き寄せる大きな鍵になります。
本当はまだ収入も生活も理想には遠いかもしれない。
でも、「理想の世界にいるわたし」という感覚を“先取り”して体験することで、
脳が「じゃあこれが現実なんだね」と思い込み、行動や選択、発する言葉まで自然と変わっていきます。
結果として、その錯覚がいつしか本当の現実になっていくのです。
引き寄せとは、思い込みを現実にする力。
そして、思い込みは環境から簡単につくれる。
この仕組みを知ってしまえば、豊かさの世界はぐっと近づいてきます。
小さな豊かさの体験が、大きな現実を創り出す
「豊かさに触れること」を意識して続けていると、ふとした瞬間に気づくのです。
「わたし、前より豊かさを感じてるな」って。
それは、なにも大きな出来事が起こったわけではなくても、ちょっといいカフェでコーヒーを飲んでいるときや、心地よい空間で深呼吸しているときなど、本当にささやかな時間の中に現れます。
豊かさって、実は特別なことじゃなくて、「豊かだなぁ」と感じられる心の余裕のこと。
その感覚を育てるために大切なのが、“日常の中で小さな豊かさを何度も味わうこと”です。
たとえば、お気に入りの服を着てみる、普段より少し高めのスイーツを選んでみる、自分を大切に扱う言葉をかけてあげる。
そうした積み重ねが、あなたの「豊かさの器」を広げていきます。
だからこそ、普段の練習が大事なのです。
日々の中で意識的に豊かさに身を置き、「わたしはこの感覚が好き」「こういうのが豊かさなんだな」と感じてみる。
それを繰り返すうちに、ふと気が付いたら豊かになっていて、実際現実も豊かになりはじめる——そんな流れを、あなたもきっと目の当たりにすることになるでしょう。
