なぜ「未来がわかる」と感じるのか
ポジティブでも思い込みでもない話
「未来がわかる」と言うと、
予言みたいに聞こえるかもしれません。
でも、全自動のフェーズで起きているのは
未来を当てにいく感覚ではありません。
むしろ逆で、
うまくいくかどうかを考えなくなる
失敗する可能性をシミュレーションしなくなる
確認や保証を求めなくなる
その結果として、
「あ、このままいくな」と
あとから気づくような感覚です。
これはポジティブ思考でも、
自分に言い聞かせた自信でもありません。
なぜなら、
自信を持とうとしていないから。
多くの人が感じている不安は、
「本当にこれで合ってる?」
「AとB、どっちが正解?」
「間違えたらどうしよう」
という選択の不安です。
未来が見えないから不安になる。
そう思われがちですが、実は違います。
不安の正体は、未来ではなく“迷い”。
全自動のフェーズに入ると、
この「迷い」を生む思考そのものが
静かに止まります。
止まると言っても、
無理に止めたわけではありません。
「考えなくなった」のではなく、
考える必要がなくなった。
だから、
今日の行動に迷いがなくなる
小さな選択が自然に決まる
結果を急がなくなる
この状態に入ると、
未来は「見える」というより
もう決まっている感じになります。
全自動のフェーズに入ると起きる、内側の変化
根拠のない自信の正体
全自動のフェーズに入ると、
まず最初に変わるのは現実ではありません。
内側の静けさです。
何かが増えるわけでも、
できることが急に増えるわけでもない。
ただ、
ずっと鳴っていたノイズが
ふっと消えます。
これまで当たり前だった、
これで合ってる?
もっと頑張らなきゃ?
まだ足りない気がする
こうした思考が、
自然と立ち上がらなくなる。
止めようとしたわけじゃない。
気合で消したわけでもない。
浮かばなくなった。
すると、不思議なことが起きます。
何もしていないのに、
自分の中に一本、芯が通ったような感覚が出てくる。
強がりでもなく、
自信満々でもなく、
ただ
「大丈夫だな」
という静かな感覚。
これが、
よく言われる「根拠のない自信」の正体です。
ここで大事なのは、
この自信は作れないということ。
言い聞かせても出てこないし、
成功体験を集めても手に入らない。
むしろ、
「自信を持とう」とするほど遠ざかります。
なぜならこれは、
思考の成果ではなく、在り方の結果だから。
全自動のフェーズでは、
「証明しよう」とするエネルギーが抜けています。
認められたい
成功したい
間違えたくない
そうした力みが抜けた分、
エネルギーが内側に戻ってくる。
その結果、
揺れない感覚が残る。
もう迷わないという快感
全自動のフェーズに入ると、
ある日ふと気づきます。
「あれ? 私、迷ってない」
これまで当たり前だった、
これであってるんだろうか
私、どこか間違ってる?
AとB、どっちが正解?
そんな大小さまざまな迷いが、
ごっそり消えている。
選択肢は目の前にあるのに、
悩みが生まれない。
これは、
「決断が早くなった」とか
「思い切りがよくなった」という話ではありません。
迷いそのものが、発生しない。
迷いが消えると、
何が起きるのか。
まず、
とにかく気分がいい。
胸の奥がひらいて、
呼吸が深くなる。
今日という一日を、
途中で邪魔されずに味わえる。
怯えも、
心配も、
先回りの不安もない。
ただ、
今やっていることに
自然と集中している。
そして不思議なことに、
この状態にいると、
今日の流れがわかる
今日はここまでだな、がわかる
ここは動かなくていい、もわかる
未来の細かい出来事を
予知しているわけではないのに、
うまくいく未来だけが、
最初から前提としてある。
だから、
小さな結果に一喜一憂しない。
これが
「未来がわかる」という感覚の正体です。
何かを当てているのではなく、
もうズレない位置に立っている。
だから、
わかってしまう。
このフェーズに入ると、
人生は驚くほど静かになります。
静かだけど、
退屈ではない。
むしろ、
清々しく、堂々としている。
余計な力が抜けた分、
現実がスムーズに動き始める。
もう、
正解を探さなくていい。
もう、
間違えないように身構えなくていい。
あなたはただ、
今日という日を
たっぷりと生きていればいい。
それが、
全自動の法則が動いているサインです。
全自動のフェーズに入るために、やめること
全自動のフェーズに入るために、
新しく何かを始める必要はありません。
むしろ、
毎日無意識にやっていることを
やめるだけ。
ここでは、
特に影響の大きい3つだけを挙げます。
① 確認しない
未来をのぞきに行く癖をやめる
「これで合ってる?」
「この先どうなる?」
「失敗しないかな?」
この確認癖が動いている間、
全自動は起動しません。
なぜなら、
確認しているときの意識は
今ではなく、未来にあるから。
全自動が動くのは、
今に意識があるときだけ。
合っているかどうかは、
考えて決めるものではありません。
体が進んでいるかどうか。
それだけ。
確認をやめると、
未来は自然と整い始めます。
② 自分をけなさない
ダメ出しは迷いの入口
うまくいかないとき、
すぐに自分に向けてしまう言葉があります。
「やっぱり私ってダメ」
「だからうまくいかない」
「まだ足りない」
これは反省ではありません。
自分への攻撃です。
自分を貶すと、
体は一瞬で縮こまり、
全自動は止まります。
流れに乗るために必要なのは、
完璧さではなく
安心して存在していること。
ダメ出しをやめるだけで、
エネルギーは前に流れ始めます。
③ 自分に無関心にならない
一番静かで、いちばん強いブレーキ
意外かもしれませんが、
全自動を止める一番の原因は、
自分に無関心でいること。
頑張っているけど、
自分がどう感じているかは見ていない。
疲れているのに、
気づかないふりをする。
これは自分を責めるより、
ずっと深く影響します。
全自動は、
体と感覚が起点。
そこを見ていないと、
流れに乗りようがない。
気分を変えなくていい。
整えなくていい。
ただ、
「今どう?」と
自分に向けるだけでいい。
この3つをやめると、
何が起きるか。
頑張っていないのに、
迷いが減る。
整えようとしていないのに、
安心が戻る。
その状態こそが、
全自動のフェーズです。
全自動は、
特別な人が入る場所ではありません。
誰もがすでに流れの中にいて、
ただ
邪魔をやめただけ。
今日からやることは、
何かを足すことじゃない。
確認しない。
貶さない。
無関心にならない。
それだけで、
全自動はもう始まっています。

