RASを知って脳を味方につける

エゴの声

脳を活用して理想の自分になる方法

はじめに

私たちの脳は、日々膨大な情報を処理しており、無意識のうちに多くの習慣や思考パターンを形成しています。そのため、理想の自分を実現するためには、脳の仕組みや特性を理解し、上手に活用することが重要です。脳は、 変化を避けようとする性質「自動プログラム」に従う傾向 を持っているため、無意識のうちに私たちの行動や思考に影響を与えます。しかし、 意識的にその仕組みを理解し、コントロールすることで 、理想の自分に近づくことが可能です。

本コンテンツでは、脳の働きに対する理解を深め、実際に RAS(網様体賦活系) を活用して望む情報を選び、無意識の習慣や思考を変えていく方法について紹介しました。それでは、これらの知識をどのように活用していけばよいのか、一緒に見ていきましょう。

脳には「意思」と「自動プログラム」がある

私たちの脳には、大きく分けて 「意思(意識的な選択)」「自動プログラム(無意識の習慣)」 の二つの働きがあります。

例えば、こんな経験はありませんか?

  • 何も考えずにスマホを開いてSNSを見てしまう

  • いつも同じ道を通って通勤・通学している

  • 気づいたらネガティブなことを考えている

これらは、脳が過去の経験をもとに「自動的に動くプログラム」を作り、それを繰り返している状態 です。一度身についた習慣や思考パターンは、無意識のうちに繰り返されるため、特に意識しなくても実行されてしまいます。

でも、ここに問題があります。
無意識のプログラムが「自分にとって望ましくないもの」だった場合、知らないうちに人生に悪影響を与えてしまうのです。

例えば、

  • 「どうせ自分には無理」と思うクセがついていると、新しいことに挑戦できなくなる

  • 「失敗するかもしれない」と考える習慣があると、チャンスが来ても行動できなくなる

このように、無意識のプログラムは 「良い方向にも悪い方向にも働く」 ものです。

では、どうすればいいのか?

答えは 「意思の力で、自動プログラムを書き換える」 ことです。

  • まずは自分の思考や行動のクセに気づくこと

  • 次に、理想の自分に合った考え方や習慣を意識的に取り入れること

最初は違和感があるかもしれませんが、繰り返すうちにそれが 新しい自動プログラム になり、無意識でもポジティブな思考や行動ができるようになります。

つまり、 「脳の自動プログラムをうまく活用すれば、理想の自分に近づける」 ということです。

変化を嫌う脳の性質を理解する

「よし!明日から早起きしよう!」「ダイエットを始めるぞ!」と決意したのに、気づいたら元の生活に戻ってしまった…。こんな経験はありませんか?

これは 「脳の仕組み」 によるものです。

脳は「変化=危険」と判断する

脳には、「できるだけエネルギーを節約し、安全を保とうとする」性質があります。新しいことに挑戦するにはエネルギーが必要ですが、脳は 「いつも通りが一番ラク」 と思っているため、無意識のうちに 変化を避けようとする のです。

例えば…
新しい習慣を始めると、続かない理由
→「いつも通りの生活」に戻したほうがラクだから。

前向きな考え方をしようとしても、ネガティブ思考が出てくる理由
→脳は「今までの考え方」に慣れているから。

やろうと思っても、つい先延ばしにしてしまう理由
→変化にはエネルギーが必要で、脳は「後回しにしたほうがラク」と判断するから。

では、どうすればいいのか?

脳の性質を知った上で、「変化を小さくする」ことがポイントです!

💡 ステップ1:いきなり大きな変化をしない
「1日5分だけ」など、ハードルを低く設定する
(例:運動を始めるなら、まずはストレッチから)

💡 ステップ2:脳をだまして「これは普通のこと」と思わせる
毎日繰り返して習慣化する
(例:朝、必ずポジティブな言葉を口にする)

💡 ステップ3:「変わることは良いこと」と脳に認識させる
成功体験を増やす(小さな達成感を大切にする)
(例:できたことを手帳に書く・自分を褒める)

まとめ

脳は「変わりたくない」と思う性質を持っているので、新しいことを始めても 最初は抵抗を感じるのが当たり前 です。でも、無理なく続けることで 「これが普通なんだ」と脳が認識し、自然に変化を受け入れられるようになります。

大切なのは、 「脳の性質に逆らわず、うまく付き合いながら変化を習慣化すること」 です。

RASを活用して、望む情報を選ぶ

RAS(網様体賦活系)とは、脳内で 「何を重要な情報として認識するか」を選別するフィルター の役割を果たしています。これは、私たちの意識的な注意を向けたいものに集中させ、無意識のうちに他の情報を無視するという仕組みです。

例えば、あなたが新しい車を買いたいと思ったとします。すると、突然街中でその車をよく見かけるようになりませんか?これは、 RASが「新しい車」という情報を重要だと認識し、それに関する情報を選び取っている からです。

RASが働く仕組み

日常的に、私たちの脳は膨大な情報に囲まれていますが、意識できる情報は限られています。RASは、その情報の中から自分にとって 「重要だと思うもの」や「注意すべきもの」 を選び出して意識に上らせるのです。例えば、

  • ポジティブな目標を持つと、それに関連する情報が目に入る

  • 新しい仕事を探していると、求人情報が目に入りやすくなる

  • 健康を気にし始めると、健康に関する記事や話題が自然と目に入る

このように、RASは自分が意識したものに焦点を当て、現実世界からその情報を引き寄せます。

RASを活用して望む情報を引き寄せる方法

RASを効果的に使えば、 望む情報を選んで、理想の未来に近づけること ができます。そのためには、次のステップを実践してみましょう。

💡 ステップ1:目標を明確にする
まず、自分が 「欲しい情報」「引き寄せたいもの」 を具体的に決めます。例えば、

  • 「自信を持ちたい」なら、自信を持っている人の話や行動に注目する

  • 「キャリアアップを目指したい」なら、仕事に役立つ本やセミナーに関心を持つ

💡 ステップ2:ポジティブなアファメーションを使う
自分が求める情報を引き寄せるために、 ポジティブな言葉 を日々繰り返し使います。例えば、

  • 「私は自信を持って行動できる」

  • 「私は目標に向かって確実に進んでいる」

このように自己暗示をかけることで、脳がそれに関連する情報に敏感になり、自然に意識が向くようになります。

💡 ステップ3:環境を整える
自分の周りを目標に合った情報で満たすことも重要です。たとえば、

  • 健康を意識しているなら、健康に関する雑誌や本を置いておく

  • 新しいスキルを学びたいなら、その分野のセミナーやイベントに参加する

環境を整えることで、RASが自然にその情報を選んでくれます。

まとめ

RASを活用すると、 「自分が重要だと思う情報」を意識的に引き寄せることができる ようになります。
自分の目標や欲しい結果に焦点を当て、意識的にポジティブな情報を取り入れることで、脳がその情報を重要視し、実際にそのような情報やチャンスを引き寄せてくれるようになります。

「なりたい自分」を演じ、脳に認識させる

「理想の自分を実現するためにどうすればいいか?」という質問に対して、最も効果的な方法の一つは 「なりたい自分を演じる」 ことです。これは一見奇妙に思えるかもしれませんが、実は 脳には「現実」と「演技」の違いが分からない という特性があります。つまり、自分が理想とする人物像を演じることで、脳はそれを 「現実の自分」として認識し、行動が変わる のです。

脳は演技を現実と認識する

例えば、最初は自信がなくても、 「自信を持っている自分」を演じることで、脳はそれを繰り返し認識し、自然と自信がついていきます

  • 堂々とした姿勢で歩く

  • はっきりと自分の意見を言う

  • ポジティブな言葉を使う

これらの行動を意識的に繰り返すことで、脳は 「自分は自信がある人間だ」と認識し始めます。すると、実際に自信を持てるようになり、行動や思考が変わっていきます。

演じることで新しい自分を作る

自分の理想像を演じることは、単に「ふりをする」ことではありません。実際には その行動や思考を繰り返し実践することで、自分の本当の一部にする ことができます。たとえば、

  • 「もっと積極的な自分になりたい」と思った場合 → 積極的に話しかけたり、行動を起こす

  • 「冷静に判断できる自分になりたい」と思った場合 → 感情的にならず、深呼吸して冷静に状況を見つめる

最初は「演じている感覚」が強いかもしれませんが、続けるうちにその行動や思考は 無意識に身につき、本当の自分の一部となります

ポジティブなフィードバックを与える

演じる過程で重要なのは、 自分にポジティブなフィードバックを与えること です。自信を持って行動したときは、たとえ小さな成果でも 自分を褒めることが大切 です。例えば、

  • 「今日、しっかりと自分の意見を言えた!」

  • 「落ち着いて判断できた!」

このように自分を認めることで、脳はその行動を「正しいこと」として強化し、次回以降もその行動が自然にできるようになります。

演じる自分が本当の自分になる

何度も繰り返し演じることで、その行動や思考が自分の 新しい習慣や価値観 になります。 理想の自分を演じることは、理想を現実に変えるための強力な手段 なのです。

まとめ

「なりたい自分」を演じることによって、脳はそれを 「現実」として認識し、自分の行動や思考が変わり始めます。最初は演技かもしれませんが、繰り返すうちにその姿勢や考え方が 自分の一部となり、理想の自分に近づくことができる のです。

余計な思考は徹底的にカットする

私たちの脳は、 無限の思考を生み出す工場 のようなもので、日々膨大な情報や考えが次々と浮かびます。これらの中には、必要な情報もあれば、無駄でネガティブな思考も含まれています。しかし、余計な思考が多すぎると、目標に向かうエネルギーが分散してしまい、進むべき道が見えにくくなってしまいます

余計な思考の影響

余計な思考とは、例えば

  • 過去の失敗や後悔

  • 他人の評価や批判

  • 「どうせ無理かもしれない」といった不安や恐れ
    などです。これらは一見、私たちの成長に必要な情報に見えるかもしれませんが、実際には 行動を妨げる大きな障害 になってしまいます。

脳がこうした思考に囚われていると、 新しい行動を起こすエネルギーが削がれ、現状に留まろうとする力が強くなる ため、目標に向かって前進することが難しくなります。

思考を整理するための方法

  1. 「今、この瞬間」に集中する
    余計な思考が浮かんできたとき、まず 「今、この瞬間に集中する」 ことが重要です。例えば、深呼吸をして「今、自分がやっていることは何か?」と意識的に確認します。
    現在に集中することで、過去の後悔や未来の不安に引きずられることなく、今できることに集中できます。

  2. 思考のフィルターをかける
    自分にとって 「本当に必要な情報」だけを選び取る ことが大切です。ネガティブな思考や無駄な情報を意識的にシャットダウンするためには、

    • 「この考えは、今の自分にどう役立つか?」

    • 「この考えが私の目標に向かうために必要か?」
      と自分に問いかけます。このようにすることで、無駄な思考を意図的にカットすることができます。

  3. ポジティブな自己対話を増やす
    自分の思考に対して、ポジティブな言葉で返すことが効果的です。例えば、

    • 失敗を恐れる思考が浮かんだら、「失敗から学べることがある」と考える

    • 自信を失うような思考が浮かんだら、「私はできる」という言葉を自分に言い聞かせる

  4. マインドフルネスの実践
    瞑想やマインドフルネスの練習を取り入れることで、心の中の雑念を整理し、余計な思考をカットすることができます。毎日数分間のマインドフルネスを実践することで、思考のコントロールがしやすくなります。

思考の整理によって得られる効果

余計な思考をカットすることによって、

  • 集中力が高まり

  • 目標に向かって進むエネルギーが増し

  • 不安や恐れに振り回されず、行動を起こしやすくなる

これにより、行動力が高まり、目標に一歩一歩確実に近づくことができます。

まとめ

余計な思考は、私たちが目標に向かって進む妨げになることが多いです。しかし、 今この瞬間に集中し、不要な思考を意識的にカットする ことで、ポジティブな思考が育まれ、目標に向かって確実に前進することができます。

あとがき

脳には「意思」と「自動プログラム」という二つの働きがあり、無意識のうちに私たちの行動や思考を支配しています。しかし、脳の仕組みを理解し、うまく活用することで、理想の自分に近づくことができます。具体的には、 変化を嫌う脳の性質を理解し、RASを活用して望む情報を引き寄せる ことが重要です。さらに、理想の自分を 演じて脳に認識させる ことで、自分の思考や行動を変えていくことができます。

また、余計な思考を徹底的にカットすることで、 集中力を高め、目標に向かって確実に前進する ことができるようになります。 脳の特性を上手に活用し、意識的に行動することで 、理想の自分を実現するための強力な力を手に入れることができるのです。

自分の脳を味方につけ、変化を恐れずに一歩ずつ進んでいくことで、あなたの望む未来は確実に手に入ります。