「脳が勝手に不安拾ってくる案件」解決します

エゴの声

不安→最高の未来に書き換える3ステップ

脳は「まだ起きていないこと」でも現実のように反応する

私たちが「○○したらどうしよう…」と不安を感じるとき、実際にはまだ何も起こっていないにも関わらず、脳はそれを“現実”のように受け取り始めます。これは、脳の「現実と想像の区別がつきにくい」という特性によるものです。

たとえば、「明日、大事なプレゼンで失敗したらどうしよう…」と何度も考えると、脳はそれを繰り返しイメージし、身体にストレス反応(心拍の上昇・汗・緊張)を起こします。つまり「まだ起こっていない未来」が、すでに“体験されたこと”として蓄積されていくのです。

このとき脳は、RAS(網様体賦活系)という情報フィルター機能を使って、「失敗しそうな材料」「うまくいかない予兆」を優先的に拾い集め始めます。たとえば、他人のちょっとした視線や言葉に「バカにされた気がする」と敏感に反応したり、自信をくじく出来事にばかり目が向くようになります。

こうして、「不安」は現実を動かすチカラを持ってしまうのです。

でも逆に言えば、この脳の特性を“願望”に使えば、未来を変えるチカラにもなるということ。だからこそ、不安をただの予測で終わらせず、あえて“予祝”に変換することがとても重要になってきます。

「不安を言ったあと」にこそ、期待に書き換えるチャンスがある

「来月、払えなかったらどうしよう…」
そんな風に、ふと不安がよぎって口にしてしまうことってありますよね。

でも、そこで落ち込む必要はまったくありません。むしろ、不安を言ってしまった“その瞬間”こそが、未来を上書きする最大のチャンスなんです。

たとえば、こう変換してみます。

「来月払えなかったらどうしよう…」
→「来月、払えるどころかめっちゃ余っちゃったらどうしよう(笑)」

ちょっと笑えてしまうくらい、極端でもいいんです。なぜなら、脳は「現実」と「想像」の区別があまり得意じゃないから。あなたが楽しそうに「余っちゃったらどうしよう」と言えば、脳はそれを「そっちが現実なのかな?」と捉えて、その証拠を探し始めます。

ここでのポイントは、「不安を感じたこと」を責めないこと。

私たちは、ポジティブでいようとしすぎて、不安を口にした自分を責めてしまうことがあります。でも、不安を感じるのはむしろ自然なこと。それは「意識が未来を気にしている」というサインであり、「変換のチャンスが来たよ」という合図でもあるんです。

この変換のコツは、「どうしよう…」をそのまま使って、“逆にうまくいった場合”を妄想すること。

不安を無理に打ち消すのではなく、“もし最高な未来になっちゃったらどうしよう(笑)”という“期待型のどうしよう”に変える。これが脳のフィルター(RAS)を切り替えて、現実を動かすコツなんです。

そして何より、ちょっと笑っちゃうくらいの“ご都合主義の想像”の方が、実は宇宙のエネルギーとも共鳴しやすい。軽やかな期待の波動は、不思議と現実を動かしやすくなるんです。

不安口癖を“未来予祝”に変える3ステップ実践法

不安を感じたとき、「それを言ってしまった自分」に気づけたら、もう半分成功です。あとはその不安を“予祝”のエネルギーに変えていくだけ。

ここでは、日常の中で誰でも簡単にできる、「不安口癖」を“期待のクセ”に変える3ステップをご紹介します。


ステップ① まずは素直に言ってしまう(抑えなくてOK)

「来月払えなかったらどうしよう…」
「仕事ミスったらどうしよう…」
「誰にも必要とされなかったらどうしよう…」

そんな風に不安が出てきたら、まずはそのまま素直に言葉に出してOK。無理にポジティブになろうとしないことが大切です。

不安は、出さずに心の中に溜め込むと、脳が「これは本当に危険なことなんだ」と誤認して、どんどん増幅していきます。出してあげることで、いったん解放されるんです。


ステップ② すぐに肯定的な“逆バージョン”を口にする

不安を口にしたら、すかさずこう言い換えます。

「来月払えなかったらどうしよう…」
→「え、逆に払えるどころか余っちゃったらどうしよう(笑)」

ここで大事なのは、“どうしよう”という言い回しをあえて残すこと。不安を期待に「言い換える」のではなく、「ズラす」イメージです。

脳はこのとき、「未来の別パターン」に触れます。これによって、RAS(情報フィルター)が切り替わり、「うまくいく証拠」「余る未来への導線」にフォーカスを移し始めるんです。


ステップ③ その未来を“先取りでニヤつく”

ここが一番効果的で、かつ一番ラクにできるポイント。

ちょっと笑いながら、ニヤニヤしながら、「ほんとに余ったらどうしよう〜(笑)」と先取りしてリアルに感じてみる
財布にお札がパンパンになってる様子を妄想してみてもいいし、余ったお金で何を買おうか考えてみてもいい。

この「妄想の中で先に喜ぶ」行為が、まさに予祝です。

脳はこのとき、まだ起こっていない“最高の未来”を「今、すでに体験していること」として受け取ります。つまり、波動的にはもう受け取った状態になる。これが、現実を動かすエネルギーの正体なんです。


この3ステップを繰り返していると、不安の口癖がだんだん「期待のクセ」へと変わっていきます。

気づけば、「○○だったらどうしよう…」が、
「○○だったら面白すぎる(笑)」という未来予祝の習慣に。

最初は違和感があっても、遊び心でやってみてください。軽やかさが宇宙と仲良くなる鍵だから。

まとめ

「○○したらどうしよう…」という不安を、ただのネガティブな思考で終わらせるのではなく、
「○○しちゃったら最高じゃない?」という未来予祝に変換する。

この練習を日常の中で繰り返していくと、脳はどんどん“期待するモード”に慣れていきます。

最初は正直、「こんなことして何になるの?」と思うかもしれません。
…実際、わたしも最初はそうでした(笑)

でも、ある日ふと気づくんです。
「あれ?勝手に脳がいい方向に仕向けてきてる!」って。
不安を感じた瞬間に、自動的に“おもしろ変換”が出てくるようになります。

これは、反復練習の成果であり、脳の習慣が変わった証拠。
つまり、不安に振り回される人生から、“未来をニヤニヤ先取りする人生”へとシフトしたということ。

不安は敵ではなく、予祝への入り口。
気楽に・軽やかに・ちょっとふざけながら、脳のクセを変えていきましょう。