それでも夢は叶う「一旦ゆずる精神」
悔しいけど、受け入れる。“一旦許す”ことで流れが変わる
私たちは日常の中で、甘えてくる人・依存してくる人・責任を押しつけてくる人と出会うことがあります。
そんなとき、真面目で優しい人ほど「なんで私ばっかり…」「あの人、ずるい」と感じて、悔しい気持ちになりますよね。
でも、そこで“一旦許す”という選択をしてみると、不思議なことが起き始めます。
もちろん、相手の甘えをすべて受け入れる必要はありません。
ただ、「ああ、この人は今、そうすることでしか生きられないんだな」と、一歩引いた目線で見ること。
そして、自分の中に湧いた感情をそのまま感じたあと、「でも、私はその土俵に乗らない」と決めること。
これが、“戦わない”という宇宙的な選択です。
戦わない=負ける、ではありません。
戦わない=波動を下げず、自分のフィールドを守ること。
この意識で日々を過ごしていると、不思議と甘えてきた相手との関係も変わってきます。
あんなにイライラしていたのに、ある日ふと「まぁ、いっか」と思えてしまう。
気づけばその人との間に壁がなくなり、自分も軽やかに生きられるようになっている。
それは、“一旦許す”という行動が、宇宙に「私はもうその次元にはいません」というメッセージとして伝わるからです。
悔しさを我慢するのではなく、「一歩先の自分」を選ぶ。
その積み重ねが、あなたを“全自動のフェーズ”へと導いてくれるのです。
同じ土俵に降りないと、世界が優しくなり始める
「どうしてあの人は、そんな言い方をするんだろう?」
「何もしてないのに、なぜ攻撃されなきゃいけないの?」
人間関係の中で、こうしたモヤモヤに直面することは誰にでもあります。
つい反応したくなったり、言い返したくなったりすることもあるでしょう。
でも、ここでちょっと立ち止まってみてください。
“その土俵に降りる”ということは、相手の波動に自分を合わせにいくこと。
つまり、自分の心地よさや本来の在り方を手放して、わざわざ低い波動の世界に入り込むことになるのです。
宇宙の視点から見ると、これはとてもエネルギー的にもったいないこと。
反応すればするほど、自分のエネルギーが消耗し、相手との関係もこじれやすくなります。
でも、反応せず“降りない”と決めた瞬間、驚くほど空気が変わります。
言い返さなくても、やり込めなくても、自分の心がスーッと落ち着いて、むしろ自分の方が「上の世界」にいる感覚になる。
これは、「私はあなたと戦いません」という意思表示であり、
同時に「私は自分の波動を大切に生きています」という宇宙へのメッセージでもあるのです。
この在り方を繰り返していくと、不思議なことに“優しい人”や“丁寧な人間関係”に囲まれ始めます。
戦わなくても、譲らなくても、怒らなくても大丈夫。
あなたが波動を守ることで、宇宙がその分、あなたの世界を優しく整えてくれるのです。
自分の波動を守るための“許し”は、自分へのご褒美
「許す」と聞くと、「相手のためにすること」「我慢すること」と思っていませんか?
でも、宇宙の法則においての“許し”はまったく違います。
それは――「自分の心地よさを取り戻すための、自分へのプレゼント」なのです。
誰かを許すということは、その人を正当化することではありません。
傷ついた自分を無視することでも、都合の良い人になることでもない。
ただ、“もうそこにエネルギーを注がない”と、自分で決めること。
これが、本当の意味での「波動を守る」ということです。
人に怒ったり、正しさを主張したり、戦ったりするのは、ものすごくエネルギーを使います。
そしてその波動のまま過ごしていると、似たような出来事が何度も繰り返されてしまうのです。
でも、一旦相手の言動を「まぁ、いいや」と流してあげると、不思議と自分の内側に静けさが戻ってきます。
怒りも、悔しさも、ただ“風のように通り過ぎていく感覚”。
それはまるで、自分が“主役の座”に戻る感覚。
誰かの言動に振り回される脇役ではなく、もう一度、自分の世界を創造する中心に戻るのです。
この状態こそが、「全自動のフェーズ」。
頑張って何かを取り返そうとしなくても、
エネルギーを注がなくても、
ただ気分よく、波動を整えていれば、自然と望む方向へと物事が流れていく。
“許す”ことは、自分の波動を軽くする行為。
だからこそ、それは自分に贈る最高のご褒美なのです。
まとめ
私自身、これまでに何度も「えっ、それでその対応!?」と思うような出来事に遭遇してきました。
たとえば――
「おすすめの美容室を教えて」と言われ、丁寧に紹介したのに、まさかのクレームで返ってきたこと(笑)。
父から「病院を探してくれ」と頼まれ、あらゆる条件を調べて真剣に選んだのに、その後の報告は一切ナシ(笑)。
正直、「なんなの、それ!」と思いました。
でも、そこで戦わない。やり返さない。落ち込まない。
なぜなら、私の波動を乱すためにその出来事が起きているわけじゃないから。
そして、そこで“降りない”ことが、自分のエネルギーを守る一番の方法だと知っているから。
私たちは、相手を変えようとしなくていい。
ただ、自分の気分のよさ・心地よさを選ぶだけでいい。
そうやって“許し”を自分のご褒美に変えていくと、
自然と「全自動のフェーズ」に入っていきます。
人間関係も軽やかになり、理不尽すらも気にならなくなり、気づけば夢も現実もスルスル流れていく。
戦わない、でも下がらない。
譲っているようで、実は最も強く美しく立っている。
そんな在り方こそが、宇宙と調和した生き方なのだと、私は日々実感しています。