公式ラインにご質問をいただきました。
いつもありがとうございます♪
質問よろしいでしょうか?
決めたら動くってわかります!
覚悟が決まったは動きますよね?
そうなりたい
では、叶えたい!
でも決めきれない。
戻る!
覚悟を決めたいけど決めきれない自分に腹が立つ。
こんな場合はどうしたら良いでしょうか?
宜しくお願い致します。
というご質問にお答えしたいと思います。
決めたいのに、決めきれない
そんな自分に、イライラしてしまうことはありませんか?
動きたい。変わりたい。覚悟を決めたい。
それなのに、また振り出しに戻っている自分がいる——。
そんな自分を見て、ガッカリしたり、責めたくなったり…。
でも実は、
その「決めきれない自分」にこそ、
今のあなたにとって一番大切な“本音”が隠れています。
この記事では、
決断よりもずっと大事な、“ある視点”をお伝えします。
あなたの「今なりの気持ち」が、すべての出発点になるから。
どうか最後まで、読んでみてください。
きっと、あなた自身を少しだけ愛おしく感じられるはずです。
「なぜ腹が立つの?」を、自分に聞いてみる
覚悟を決めたいのに、決めきれない。
そんな自分を見て、イライラする。腹が立つ。
前に進みたい気持ちがあるからこそ、余計にその“足踏み”が苦しく感じるのかもしれません。
でも、ここでひとつ立ち止まってみてほしいのです。
「私は、なぜそんなに腹が立っているのだろう?」
この問いは、単なる気休めではありません。
怒りの奥には、必ず“守りたいもの”や“見てほしい本音”が隠れています。
たとえば、こんな答えが出てくるかもしれません。
●「進めていない自分」が許せない
ほんとはもっとできるはず。もっと進めるはず。
そんな“理想の自分”がいるからこそ、今の自分を「まだまだだ」と感じてしまう。
でもそれって、自分にすごく高いハードルを課していませんか?
もしかしたら、進めていないのではなく、進まない理由がちゃんとあるのかもしれません。
●「周りと比べて焦っている」
SNSや周囲の人を見て、「あの人はもう動いてる」「決めてる」
そう感じるたびに、自分だけが取り残されているように思えてくる。
けれど、それは“比べるための舞台”ではなくて、
あなた自身のタイミングを見つける旅だったはずです。
●「決められない自分=価値がない」と思っている
「決断できる人」は強くてかっこいい。
「決められない人」は弱くてダメ——
そんな無意識の思い込みが、自分を縛ってしまうこともあります。
でもね、
本当に価値がある人って、自分の気持ちに嘘をつかず、ちゃんと立ち止まれる人です。
迷うことを選べる人なんです。
怒りの正体をひとつひとつ丁寧にほどいていくと、
そこにいるのは、実はあなた自身を守ろうとしている「やさしい気持ち」。
「ちゃんとわかってほしかった」
「わかってもらえないまま、前に進みたくなかった」
そんな本音が、静かに、そこにいるかもしれません。
まずはその声に、耳を澄ませてあげてください。
その瞬間から、あなたの中にある“ほんとうの一歩”が始まっています。
「理解したら、決められるはず」というワナ
腹が立つ理由を見つけて、
感情の奥にある本音にも触れて、
「そうか、私ってこう思ってたんだ」って気づけた。
すると私たちは、つい次にこう思ってしまいます。
「よし、理解できたから、これでやっと決められるはず!」
「自分の本音がわかったんだから、次は行動だよね!」
…でも、ちょっと待ってください。
この流れ、どこかで見覚えはありませんか?
そう、また“決めること”がゴールになってしまっているんです。
「自己理解は決断のための道具」になっていない?
多くの人が、
「理解したら=決断できるはず」
という期待を無意識に抱いています。
つまり、「決める」ことを正解にしてしまい、
「理解」はそのための“手段”にしてしまう。
でも本当に大事なのはそこじゃない。
自分を理解したこと——それ自体が、すでに“前進”なんです。
決めきれない自分に出会ったこと。
その理由を探して、
傷ついていた想いや、焦っていた気持ちに触れたこと。
そのプロセスこそが、本当の意味で「今のあなたの歩み」です。
決断は、その先に“おまけ”のようについてくるもの。
何かを決めるために、
自分の気持ちを急かさないでください。
焦って「まとめ」にいかないでください。
たとえ今、答えが出なくてもいい。
むしろ、出さなくていい。
「よくわからないけど、今は動けない」
「まだ踏ん切りがつかない」
そんな自分に、OKを出してあげること。
それが本当の“前進”だとしたら——
あなたはもう、しっかり一歩を踏み出しているのかもしれません。
自分の上に「決断」や「取り組み」を置かない
何かを変えたい。動きたい。人生を前に進めたい。
そんな想いがあるとき、私たちはつい、こう考えてしまいます。
「決めることが偉い」
「行動できる自分にならなきゃ」
「迷ってる自分は未熟で、ちゃんとできたら一人前」
でも、ちょっと待って。
本当に「決断」や「行動」が、あなたより上にあるものなのでしょうか?
あなたの“今”を踏み台にしないで
「動くこと」や「覚悟を決めること」を優先しすぎると、
その下にあるあなたの本音や状態を、置き去りにしてしまいます。
「この気持ちは置いといて、とにかくやるべきことを」
「怖いけど、がんばって進もう」
「泣いてる暇があるなら、行動しなきゃ」
そんなふうに、“今の自分”を無視して進もうとすると、必ずどこかで苦しくなる。
やがてエネルギーは枯れ、モチベーションも落ち、
また「決めきれない私」へと戻ってしまう。
それは、あなたがダメなんじゃない。
「自分の上に決断を置いてしまったから」なんです。
自分の“今なり”を、人生のいちばん上に置く
覚えておいてください。
あなたの上に「決断」はいらない。
「行動」もいらない。
「変化」や「成長」でさえ、いらない。
いちばん上に置くべきは、
今この瞬間の、あなたのありのままの気持ちです。
たとえば——
「怖い」
「自信がない」
「本当は、まだ決めたくない」
そんな“今の声”を、上に置いていい。
「決める」は後からでいい。
「進む」も、自然に来たらでいい。
まずは、あなたの“今”をていねいに見つめること。
それだけが、ブレない軸を育てていきます。
どこまでいっても、自分の「今」が一番大事
何かを決めようとして、決めきれなかった。
でもそこから、あなたはちゃんと“自分を見にいく旅”に出た。
だから、今のあなたにはもう価値がある。
自分の「今」を大切にすること。
自分の上に、何も置かないこと。
その選択こそが、
本当に自由で、自分らしい人生への扉を開いてくれるのです。
まとめ
「決められない私」を、ちゃんと生きている
決めたいのに、決めきれない。
そのたびに、自分がダメな気がして、焦って、責めて、
「こんなはずじゃなかった」と悩んでしまう。
でもね。
“決めきれない”って、ただの状態。
良いも悪いもない、あなたの今の在り方なんです。
その今を受けとめてあげること。
その気持ちの理由を、ちゃんと聞いてあげること。
それができたあなたは、
すでに人生の深いところをちゃんと歩いています。
誰かに見せるためでも
早く変わるためでもなくて、
“本当に自分のために”自分を見にいくということ。
それは、すごく静かで、でもとても強い営みです。
決断や前進をゴールにしないでください。
あなたの「今なり」こそが、すべての出発点。
決めきれない日々も、揺れる気持ちも、
そのままでちゃんと意味がある。
今日も「ありのままのあなた」でいることを、
どうか誇りに思ってくださいね。