深呼吸とアウトプットで、自分軸を取り戻そう
どうしたらいいかわからない」状態の正体とは?
「どうしたらいいかわからない…」と感じるとき、あなたは決して怠けているわけではありません。実は、インプットが多すぎて脳が処理しきれなくなっている状態 なのです。
① インプットが多すぎると息が浅くなる理由
情報を大量に取り込むと、私たちの意識は外側にばかり向いてしまいます。SNSやYouTube、本、セミナーなど、常に何かを学んでいると、無意識のうちに呼吸が浅くなり、頭でっかちになってしまう のです。
呼吸が浅くなると、身体は緊張しやすくなり、自律神経が乱れ、「どうしたらいいのかわからない…」という焦りが生まれます。
② 現状維持機能「げんちゃん」が暴れる仕組み
私たちには「現状を維持しようとする機能(ホメオスタシス)」が備わっています。ここでは親しみを込めて、この機能を**「げんちゃん」** と呼びます。
「げんちゃん」は、変化を避けたがります。新しいことに挑戦しようとすると、
- 「それって本当に大丈夫?」
- 「もっと勉強してからじゃないと無理かもよ?」
- 「失敗したらどうするの?」
こんな風に、不安や迷いを生み出して、あなたをストップさせようとするのです。
でも、これはあなたのせいではありません。ただ、情報を詰め込みすぎて、げんちゃんが大暴れしているだけ なのです。
まずはインプットをやめて、深呼吸!
情報を詰め込みすぎていると、自分の感覚が鈍り、何をすればいいのかわからなくなります。そんなときは、まずインプットを一旦ストップ しましょう。
① 息を吐けば吐くほど、自分に戻れるメカニズム
呼吸が浅くなると、意識は外側に向き、頭の中がざわつきます。そこで、意識的に息を吐くこと が大切です。
深く吸うことよりも、まず「吐く」ことに集中してください。息を吐けば吐くほど、余計な思考や緊張が手放され、体の重心が丹田(おへその下あたり)に降りてきます。すると、地に足がついた感覚が戻り、心が落ち着いてきます。
② センタリング=自分軸を取り戻す方法
息を吐くことを意識すると、自然と心が落ち着き、「今ここ」に意識が戻ります。これがセンタリング です。
センタリングとは、どんな状況でも自分の中心に意識を戻し、ブレない状態をつくること。これができると、他人の意見や外部の情報に振り回されることが減り、「本当はどうしたいのか?」が自然と見えてきます。
アウトプットで頭を整理しよう!
深呼吸で心が落ち着いたら、次はアウトプット です。頭の中にあるものを外に出すことで、思考が整理され、自分が本当に何をしたいのかが見えてきます。
① ノートとペンを前にすると自然と書きたくなる
「何を書けばいいかわからない」と思うかもしれませんが、ノートとペンを前にすると、不思議と手が動き出します。まずは今の気持ちや状況をそのまま書いてみる ことが大切です。
例えば、
- 「今、何が不安なのか?」
- 「何を迷っているのか?」
- 「本当はどうなったらいいのか?」
どんなことでも大丈夫です。とにかく書き出すことで、頭の中のモヤモヤが整理されていきます。
② 書くことで見えてくる、あなたが進むべき道
書いているうちに、「本当はこうしたかったんだ!」 という気づきが生まれることがあります。アウトプットすることで、ぐるぐるしていた思考が形になり、自分が何をすればいいのかが明確になってくるのです。
「どうしたらいいかわからない」と感じたときこそ、インプットをやめて、深呼吸して、書く。シンプルなこの流れが、あなたを本来の道へと導いてくれます。
まとめ
「どうしたらいいかわからない」と感じるとき、それはインプットが多すぎて思考が整理されていない状態 です。情報を詰め込みすぎると、呼吸が浅くなり、現状維持機能(げんちゃん)が暴れ、不安や迷いが生まれます。
そんなときは、まずインプットをやめて深呼吸。息を吐くことで体の重心が下がり、自分に戻ることができます。センタリング(自分軸)を取り戻したら、次はアウトプット。ノートに思っていることを書き出すだけで、自然と頭の中が整理され、進むべき方向が見えてきます。
「どうしたらいいかわからない」と悩んだら、まずは吸うよりも吐く、そして書く。シンプルなこの習慣が、迷いから抜け出すカギになります。